NBRP ナショナルバイオリソース ニワトリ・ウズラ

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名古屋大学大学院生命農学研究科附属
鳥類バイオサイエンス研究センター
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ニワトリ ウズラ
野生原種高度近交化系長期閉鎖系閉鎖系
疾患モデル系育成系TGニワトリ
始原生殖細胞株(Primordial germ cell lines)
標準系大型系 疾患モデル系
ミュータント系TGウズラ 別種のウズラ
マイクロサテライトマーカー mtDNA多型情報
遺伝的多様性アリル頻度分布図
血液生化学データGRAS-Di多型情報
表現型一覧 遺伝的多様性接種中のワクチン
血液生化学データ日本鶏の遺伝学的調査

TGウズラ

PGK:H2B-chFP-TGウズラ(chPF)


PGK:H2B-chFP-TGウズラ(chPF)

由来
南カリフォルニア大学のRusty Lansford 研究室 で作出された蛍光タンパク質 (chFP) を発現するトランスジェニックウズラ (Sato et al., 2010, Sato & Lansford, 2013) 。作製者の承諾を受けて九州大学から導入。
なお、このTGウズラの作製に用いたchFPタンパク質遺伝子は、その作製者であるRoger Tsien博士(カリフォルニア州立大学サンジェゴ校)から直接譲渡されたものが使用された。
特性
コロニー: -
羽装: 野生型
体重: 成雄:-- g、成雌:-- g
繁殖: 受精率: -- %、ふ化率: -- %、育成率(3 週齢まで): -- %
遺伝学的形質: ジャンボウズラ系統に由来する発生ステージXの胚にレンチウィルスベクター (PGK1:H2B-chFP) を感染させ、孵化したトランスジェニックキメラ (G0) を野生型ウズラと交配させることで得られた系統。ほぼ全身でchFPの発現が観察される。挿入遺伝子はゲノム上の複数個所で確認されており、観察される蛍光強度は個体ごとに異なる。挿入遺伝子のホモ個体では、奇形が出現することがあるため、現在はWJ系統と交配することでキャリア個体群の維持・育成を行っている。
参考文献
Huss et al. 2015. A transgenic quail model that enables dynamic imaging of amniote embryogenesis. Development. 142: 2850-2859
doi: 10.1242/dev.121392
論文発表時は上記論文(Huss et al. Development 2015)を引用するとともに、謝辞にRusty LansfordとYuki Satoの名前を記載すること
○ ライブイメージングへの応用
Yoshihi et al. 2022. “Live imaging of avian epiblast and anterior mesendoderm grafting reveals the complexity of cell dynamics during early brain development." Development 149 (6): dev199999.
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