由来 |
日生研より導入(2010年) |
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特性 |
コロニー: |
1976年PNN系に出現した1羽の雄の糖原病II型ウズラとPWE(パンダ羽装で白卵)系の正常雌1羽を起源として確立した糖原病II型を発症するクローズドコロニー |
羽装: |
野生型装で有色卵を産卵 |
体重: |
成雄:104.8 g、 成雌:139.1 g |
繁殖: |
受精率: 64.9 %、ふ化率: 63.3 %、育成率(3 週齢まで): 71.1 % |
生理学的形質: |
主な症状は翼の挙上不能のみで、3週齢においてすでに肝臓、心臓、筋肉などにグリコーゲンの沈着がみられる。翼の挙上不能を3週齢で発症する。ヒトの糖原病II型と同様にリソゾーム内の酸性マルターゼの活性が低いことまたは欠損していることが確認されており、このため筋肉を含む全身の臓器にグリコーゲンが蓄積する。 |
遺伝学的形質: |
常染色体性の劣性遺伝子により支配されている。早期(4週齢時)に発症するには1種の変更遺伝子の関与が考えられており、この変更遺伝子がホモになると胎児はふ化直前に死亡する。 |
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利用 |
Murakami, H., Takagi, A., Nonaka, M., Ishiura, S. & Sugita, H. (1980)
Type II glycogenosis in a Japanesequail(日本ウズラの糖原病II型). Experimental Animals
29,475-485. |
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Nunoya, T., Tajima, M., Mmizutani, M. A new mutant of Japanese quail (Coturnix coturnix japonica) characterized by generalized glycogenosis. Laboratory animals, 1983, 17.2: 138-142. |
参考文献 |
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