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会長・名誉会長挨拶

会長挨拶

農学部同窓会の新しい時代

一般社団法人 名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会 会長 小川雄二

YOgawa  同窓生の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。2021年10月16日開催されました同窓会総会において、福島前会長の後任として会長に選任されました小川雄二でございます。1978年に農芸化学科を卒業、1983年に食品工業化学専攻博士課程を満了し、現在は愛知県内の私立大学に勤務しております。
 コロナ禍の中、同窓会活動の重要なイベントである卒業・修了祝賀会、総会懇親会、卒業・修了50周年記念祝賀会などの対面のイベントを中止せざるをえませんでした。イベントを楽しみにしておられた同窓生の皆様には心よりお詫び申し上げます。
 一方で、総会、講演会についてはオンラインで開催いたしました。このことで、場所と時間の制約がなくなったこと、気軽に参加できることなどから、コロナ禍前に比べて多くの皆様に全国各地からご参加いただくことができました。また、意見交換や質疑応答も旺盛に行われました。同窓生が全国津々浦々、そして世界で活躍している本同窓会にとって、遠くにお住まいで集まることが難しい方も多い中、オンラインでの取組みは、同窓会活動の新しい可能性を示すものとなりました。コロナ禍のピンチをチャンスに変えられる大きな手段を得ることができたのではないかと思います。
 そして、さらなる活性化のために、現在は任意団体である「名古屋大学農学部同窓会」を「一般社団法人名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会」に組織改編する方向性を、総会で確認いたしました。詳しくは、ホームページの「農学部同窓会の組織改編(案)について」をご覧ください。実現すれば、名古屋大学の同窓会としては経済学部同窓会「キタン会」についで2番目の一般社団法人となります。これまでは、その活動や組織運営の多くを名古屋大学農学部教員の同窓生を中心に担っていただいてきましたが、同窓生の99%は名古屋大学農学部以外の社会の様々な分野で活躍しております。そうした多くの同窓生がより関わりやすいしくみに変えていきたいと思います。
 大学のお近くに住まいの方、母校の今を実際に確認されたい方は対面で、遠くで暮らしておられる方はオンラインで参加できる、新しい時代の同窓会活動を進めて参りたいと思います。同窓生の皆様におかれましても、これまで以上に同窓会活動に関心を持っていただき、積極的にそしてどうぞお気軽にご参加いただきます様お願い申し上げます。

 2021年12月10日



名誉会長挨拶

新たな農学教育研究拠点の創設

名古屋大学大学院生命農学研究科長・農学部長 土川 覚

Tsuchikawa  名古屋大学農学部同窓会会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃から農学部および大学院生命農学研究科の教育研究活動にご理解とご支援を賜り、心からお礼申し上げます。また、この春に卒業・修了を迎えられた皆様に、心よりお祝い申し上げます。今後の更なるご活躍を祈念いたします。さて、農学部(1951年創立)および大学院(1953年創立)は、これまでに10,000名の学士、修士6,600名、博士学位取得者1,600名を社会に送り出してきました。産業界、行政ならびにアカデミアで活躍できる次世代リーダーの育成を目指し、農学に関わる基礎から応用までの幅広い知識と能力を涵養する教育を実践してきました。
 私は、今年度から農学部同窓会名誉会長を仰せつかっておりますが、名古屋大学と農学部・生命農学研究科の近況を、以下簡単にご報告させていただき、ご挨拶とさせていただきます。
 まず、本年4月に創設される「東海国立大学機構」についてご紹介します。名古屋大学が所在する東海地域は、製造業が域内に高密度に集積した世界有数の経済圏ですが、大学が地域創生に貢献するとともに、地域の発展を取り込んで大学も教育や研究をはじめとする機能を飛躍的に強化させていくことが、強く望まれています。このような観点に立ち、名古屋大学と岐阜大学とは、東海という広がりをもった地域を視野において、大学の役割・機能を一層強化するための一体的な経営、つまり、一法人複数大学制度による「東海国立大学機構」を創設します。それぞれの大学の特色を活かした自律性を確保しながら、両大学の持つ機能とリソースを東海地域に展開し、大学のみならず地域、産業、行政などの発展に繋げようとしています。昨年10月には、松尾清一総長が、文部科学大臣から東海国立大学機構の初代機構長に指名され、機構執行部の体制が着々と整ってきました。
 東海国立大学機構の中で、農学部・大学院生命農学研究は、大きな役割を担うことになりそうです。東海地域は、農林業においても主要な生産地域であり、食品加工産業も盛んです。名古屋大学と岐阜大学の農学分野にはそれぞれの強みがありますので、両者の教育研究リソースを統合することにより、農業および生物資源活用産業に関わる高度な教育研究拠点を構築し、機能強化を図りたいと考えています。独自性を尊重しつつ補完関係を築くという、ユニークな農学研究教育の先駆けとなるべく両大学間で協議を続けています。また、東海地域における農学領域のプラットフォームとして「東海農学ステーション」を創設し、大学・産業界・地域の密接な連携を通して東海地域の農業の発展を支援する構想も進めております。さらに、アジア各国の大学および国際機関との間に形成したネットワークと施設・設備を活用し、グローバルな人材育成と研究の共創発展を図る国際プラットフォームの創設についても計画しています。なお、東海国立大学機構の創設にあたっては、法人組織の運営や両大学の強みを活かした教育研究強化のために、大学内の事務集約化も急速に進んでおり、目に見える形での変革が起き始めました。
 同窓会も大きく変わろうとしています。毎年6月の名大祭時に行っていた同窓会総会および講演会を、昨年からは毎年10月の名古屋大学ホームカミングデイに併せて開催することにしました(卒業生の皆様を母校にお迎えし、旧交を温めていただくとともに、現在の名古屋大学を地域の皆様にも広く知っていただく機会として、毎年10月の第3土曜日にホームカミングデイを開催しております)。また、同窓会評議員会、卒業・修了50周年祝賀会、同窓生在籍企業紹介等の行事も同日に行い、盛りだくさんなスケジュールとなっていますので、是非、ご参加ください。今後も、学部・研究科の活動状況や研究のシーズについて情報発信するとともに、同窓生間や同窓生と在学生の間の情報交換と交流の場を提供していきたいと考えています。また、本研究科は、名古屋大学特定基金として「教育研究基金」を設置し、農学部・生命農学研究科の在学生の学業を支援する各種奨学金制度を設けています。次世代の育成に向けてご理解とご協力を是非ともお願いいたします。
 農学部は2021年に創立70周年を迎えます。この間に、多くの方々が本学部・研究科を巣立たれ、国内外のさまざまな分野でご活躍されていることをたいへん誇りに思っております。70年という重みを礎にして、学部・研究科とも、今後一層の発展を目指す所存です。