
ごあいさつ
2025年6月2日~10日、タイ・カセサート大学(KU)農学部・獣医学部とカンボジア・王立農業大学(RUA)より23名の学生が農学部を訪問し、海外学生交換プログラムの一環である海外学生受入研修に参加しました。
本学部資源生物科学科からも学部生21名が参加し、水田農業、園芸、動物生産、食品加工、流域圏と農業・林業・水産業の5つのテーマに分かれてグループを組み、研修を行いました。
芦苅教授の特別講義をはじめ、各テーマについての講義を受けた後、宿泊を伴う3日間の学外実習が行われました。愛知県農業総合試験場、JAあいち中央、農業法人やまるや八丁味噌の醸造所などの見学、体験を通して、日本の農学が抱える課題や最先端の取り組みを学びました。
研修の終盤には、グループごとに学外実習で得た情報を発表し、環境問題への新しい視点や、本質的な課題、解決策の提案など、多様な意見が活発に交わされました。
また、KU、RUAの引率の教職員の方々が研究科長と執行部を表敬訪問し、研修の報告や学生交換プログラムの今後の展開について、意見交換されました。
最終日の送別会では、杉山総長、水谷副総長をお迎えし、リラックスした雰囲気の中、文化交流や意見交換をおこない、笑顔の絶えない心温まる時間となりました。
9日間にわたる研修では、日本の文化や農業に触れる貴重な経験に加え、学生同士が国境を越えて互いに刺激し合える有意義な交流が育まれました。
なお、この活動は、国立研究開発法人科学技術振興機構の「2024年度日ASEAN科学技術・イノベーション協働連携事業(若手人材交流プログラム)」の支援を受けて実施しました。