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糖鎖を中心に生命科学を探究する

第3の生命鎖、糖鎖

 糖鎖はタンパク質、核酸に次ぐ第3の生命鎖といわれており、その構造と機能を解明することは生命を理解する上で必須であり喫緊の課題です。糖鎖は細胞上に糖衣といわれる厚い層を形成し、細胞の特徴的な顔を作り出しています。糖鎖は細胞内外の情報の往来を媒介する重要な分子であり、厳密に制御されて発現しています。従って細胞に異常が起こると、細胞の顔である糖鎖にその影響が反映されることになります。事実、癌細胞や精神疾患患者由来の神経細胞ではその糖鎖構造が大きく変化することが知られています。一方、糖鎖は他の生命鎖であるタンパク質や核酸とは異なり、構造が非常に複雑であり、構造解析は他の2つの生命鎖ほど容易ではありません。また生合成機構がセントラルドクマからはずれているために、遺伝子からの一義的な解析には向いていないことが多い分子です。従って他の生命鎖に比べてまだまだ解析することが沢山残っています。重要でチャレンジングな生体分子、糖鎖を研究することによって、今後生命科学は大きく飛躍する可能性があります。

 当研究室では、生化学的、分子細胞生物学的、糖鎖工学的手法を用いて、以下の研究テーマを推進しています。(1) 神経・脳機能・精神疾患における糖鎖の重要性; (2) 炎症反応、免疫活性化における糖鎖の機能; (3) 糖鎖の医学的、農学的、工学的利用 (4) 糖鎖の進化

 我々は、糖鎖を中心に様々な生物学的現象における糖鎖の構造と機能を理解すること、その成果を農学的、医学的、薬学的に応用するための基盤研究を推進しています。

お知らせ

名古屋大学大学院 生命農学研究科 応用生命科学専攻

糖鎖生命科学研究室

〒464-8601 名古屋市千種区不老町

名古屋大学生物機能開発利用研究センター505号室

Lab. Glyco-Life Science

Department of Applied Biosciences, Graduate School of Bioagricultural Sciences, Nagoya University

505, Biosience and Biotechnology Center

Chikusa, Nagoya 464-8601, JAPAN

Copyright © Laboratory of Glyco-Life Science
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