動物生産科学研究室

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名古屋大学大学院 生命農学研究科 動物科学専攻 動物生産科学研究室

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森田 康広

ウシにおける暑熱環境下での生体内の温度変化と繁殖性との関連について

温度というキーワードから生体を観察するという視点で研究を行い、暑熱環境下での生体内での温度維持機序を解明し、世界における暑熱期や暑熱ストレス環境下の繁殖性および畜産生産性の改善に寄与することを目的としています。

暑熱環境因子がウシにストレッサーとして作用し、雌雄ともに繁殖性および畜産生産性を低下させることは広く知られています。一方で、生体内では恒常性を維持するために体内で臓器ごとに適切な温度を維持する機構があると考えられています。繁殖に関わることでいえば、雄の精巣が良い例ですが、私は体内に収まっている雌生殖器にも当てはまると考えています。そこで、暑熱環境下では生殖器周囲の温度が性周期を通してどのように恒常性を維持するのか、もしくは恒常性が破綻しているのかを明らかにし、生殖器周囲の温度と繁殖性との関係を解明しようとしています。

東南アジアにおける畜産振興に関わる研究

所属するアジアサテライトキャンパス学院では東南アジア諸国のリーダーの方々の博士学位取得を手助けすることを通して、現地における畜産振興に関わる研究を行っています。東南アジア特有の気候条件でも安定し、持続的な畜産生産を目指す研究は、これから地球上のあらゆる地域が直面する温暖化による気候変動に対応する畜産技術開発にも有効だと考えています。

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