〜研究内容〜

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これらの研究で新しく、且つ重要な機能分子が発見できれば、次のような取組みを進めていくことになります。


(1)化学構造の解明

(2)合成(または半合成)

(3)作用機構の解析

(4)構造の多様化(合成、生物変換、生合成工学)

(5)有効性の検討


 医薬・農薬など応用可能な物質の開発はもちろん簡単ではありませんが、弛まぬ努力から予期せぬ幸運が降ってこないとも限りません。また、若者に「ものつくり」「ものさがし」の面白さや大切さを学ばせ、社会で活躍できる人材を育成することも我々の重要な使命と考えています。

担当:小鹿 一

 私たち生理活性物質化学研究分野では、いくつかの生物現象に着目し、それらに関与する機能分子の特定、生合成、分子作用機構などについて化学的、生物学的なアプローチを行っています。


 現在私たちの研究室で研究を進めているテーマは大きく分けて以下の4つです。

  ○抗生

  ○細胞分化

○糖に結合する天然物に関する研究

 近年、糖鎖は多彩な生物学的機能を持つことが明らかになり、核酸(ヌクレオチドが連結した鎖)やタンパク質(アミノ酸が連結した鎖)に並ぶ「第三の生命鎖」として注目されています。それに伴い、糖鎖が関わる生命現象を解析するツール分子あるいは糖鎖を標的とした創薬のリードとして、特定の糖に結合する低分子化合物の需要が急速に高まっています。しかしながら、現在のところ、生理学的条件下で糖鎖に結合する”人工”低分子化合物を開発した例はほとんどありません。

 私たちは、生物学的あるいは病理学的に重要な糖鎖に結合する”天然”低分子化合物を探索するとともに、その糖認識メカニズムの解明、糖鎖を標的とした研究用ツール分子および創薬リードの開発を目指しています。

担当:中川 優