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会長・名誉会長挨拶

会長挨拶

一般社団法人 名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会 会長 福田秀志

Fukuta_up  同窓生の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。2025年10月18日開催されました一般社団法人名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会(以下同窓会)総会において、小川雄二前会長の後任として会長に選任されました福田秀志でございます。1992年に林学科を卒業、1997年に大学院林学専攻博士後期課程を修了し、現在は愛知県内の私立大学に勤務しております。副会長時代の2021年の旧同窓会の総会で、一般社団法人化することが議決され、新しい同窓会としてスタートしはじめました。2025年10月18日(土)の総会では、新たに、産業界で活躍されている、(株)ブルボン代表取締役会長の吉田康様に副会長に就任して頂きました。これは、同窓会と産業界で活躍する同窓生との連携を強めてくための一歩と考えています。
 このように新たにスタートしはじめた一社化した同窓会ですが、それを取り巻く状況は、順風満帆ではありません。最大の問題は、郵送料の大幅な値上がりなどを背景とする支出の増加により、同窓会の財源がひっ迫していることです。年間の収入・支出のバランスをみると、一時はあと数年で、同窓会の財源が枯渇する事態になっていました。この状況を支えて頂いたのは多くの卒業生でした、2024年と2025年にかけて、セコイア通信(同窓会報)を通じて「緊急のお願い」として、同窓生の皆様に永久会員への移行および寄付金のお願いをしたところ、多くの方々に「永久会員」になって頂くとともに、多くの寄付も頂くことができました。これにより、ここ2年は単年度会計では、ほぼ赤字がない状況となりました。今後も財政の安定化のために、あと数年は、「緊急のお願い」を続けさせて頂きたく思いますので、何卒よろしくお願い致します。
 このように同窓生のご支援により当座の財政危機を乗り越えることができましたが、支出の抑制は、すぐに取り掛からなければならない課題です。まずは、支出の大きな割合となっている、同窓会報の電子化は、喫緊の課題です。それにより捻出した財源により、その年の卒業・修了生そして同窓生の皆様に積極的に永久会費を納めて頂くために、会員サービスの向上を図る必要があると考えています。現在議論されていることは、現役の学生・大学院生に対しては、大学と連携を取りながら、産業界でご活躍されている同窓生と同窓会が連携することにより就職等の支援ができないかというものです。このことは、大学側、産業界双方にメリットがあると同窓会としては考えています。また、同窓会の主なイベントは、ホームカミングデーと卒業式イベントの年2回ですが、卒業式イベントの企画を卒業・修了生により満足して頂くもの(豪華)にしていくとともに、ホームカミングデーにはより多くの同窓生が参加したくなる企画を検討していきたいと考えています。その他にも、同窓生の皆様に総会などでご意見を募り、可能なものから実施していきたいと考えています。
 同窓生の皆様方には、一般社団法人名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会に一層のご支援を賜ります様お願い申し上げます。各年代の同窓生の皆様におかれましては、これまで以上に同窓会活動に関心を持っていただきますとともに、同窓会諸行事、支部行事へのご参加を心よりお待ちいたしております。
 2026年1月10日



名誉会長挨拶

農学部・大学院生命農学研究科の発展に向けた変革

名古屋大学大学院生命農学研究科長・農学部長 中園 幹生

nakazono  私は2023年度から農学部同窓会名誉会長を仰せつかった中園幹生と申します。名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会会員の皆様におかれましては、日頃から農学部および大学院生命農学研究科の教育・研究活動にご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。名古屋大学農学部(1951年創立)および大学院(1953年創立)では、70年以上の歴史の中で、これまでにおよそ10,000名の学士、5,900名の修士、1,900名の博士の学位取得者が社会に巣立ち、国内外の産業界、行政、アカデミアなどの多方面で活躍し、各界におけるリーダーとして国内外の牽引力になっています。
 セコイア会の愛称をもつ名古屋大学農学部同窓会は、農学部・大学院生命農学研究科の卒業生・修了生と在学生の全てを会員とする同窓会組織として、農学部ならびに大学院生命農学研究科とともにその歴史を歩んできました。2022年9月1日に一般社団法人名古屋大学農学部・生命農学研究科同窓会として新たな事業活動を開始し、2022年10月には新同窓会も共催で「農学部創立70周年記念講演会・パネルディスカッション 名古屋大学から発信する新しい農学 〜現在・過去・未来〜セコイアと共に〜」を開催しました。2023年度は、10月21日に名古屋大学ホームカミングディの開催と合わせて、様々な農学部・生命農学研究科同窓会のイベントを対面で開催し、多くの同窓生にご参加いただきました。
現在、名古屋大学は世界と伍する研究大学を目指して、教育と研究力の強化を推し進めています。具体的には、学部から大学院での博士人材育成までを区切りなく繋いで、国際通用力の高い教育と人材育成をするとともに、世界トップクラスの知的成果の創出と価値化を進めています。また、2020年に名古屋大学と岐阜大学との国立大学法人統合により設立された国立大学法人東海国立大学機構においては、「知とイノベーションのコモンズとして、地域と人類の課題解決に貢献する新たな国立大学の確立」を掲げて、「東海国立大学機構ビジョン2.0」を策定しています。
 農学部・大学院生命農学研究科としては、このような名古屋大学および東海国立大学機構のビジョンに沿って、国際性(グローバル)と地域性(ローカル)との両方の視点で、生命農学分野における課題解決を進める“グローカル”な人材育成と研究の発展を目指した取り組みをしています。例えば、カセサート大学(タイ)および西オーストラリア大学(オーストラリア)と連携して、博士後期課程学生を対象としたジョイントディグリープログラム(連携大学と共同で単一の学位を授与するプログラム制度)を実施しています。また、学部生・大学院生の海外短期派遣プログラム、海外大学の学部生・大学院生の名大への短期受入プログラム、アジアサテライトキャンパスにおける「アジア諸国の国家中枢人材養成プログラム」なども積極的に進めています。さらに、農学部・大学院生命農学研究科の国際研究ネットワークを拡大するために、「若手教員の海外派遣プログラム」や戦略的パートナー大学であるノースカロライナ州立大学(米国)との「シードファンドプログラム」などの制度を独自に整備して、農学部・大学院生命農学研究科の将来を担う若手教員の国際共同研究の機会を増やす取り組みもしています。一方で、東海地域における農学領域の産学官連携プラットフォームの構築なども進めています。このように農学部・大学院生命農学研究科は、同窓生の皆様に築いていただいた70年の伝統を次世代に継承し、さらに新たな教育・研究活動を推進することによって、今後一層の発展を目指す所存です。引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。