AWE 系
由来
カリフォルニア大学より導入した性染色体性の劣性遺伝子により支配されている不完全アルビノ(背側にゴースト羽装が出現)で白卵を産卵する個体から日生研
において1975年に確立された。2012年に本センターへ導入
特性
コロニー
雄 12、雌 24-36のクローズドコロニーである。
羽装 アルビノであるため全身白色であるが、背側にうすく着色した羽(ゴースト)が出現する。
体重 成雄:124.5 g、 成雌:145.8 g
繁殖
受精率: 80.7 %、ふ化率: 92.0 %、育成率(3 週齢まで): 65.9 %
遺伝学的形質
アルビノ羽装はシナモン羽装と複対立関係にあり、アルビノ羽装が劣性である。初生雛において羽装により雌雄鑑別が可能である。ブラウン羽装(性染色体性劣
性遺伝)とアルビノ羽装間の組み替え率はブラウンを雄とした場合約30%である。
その他
1992年にWE系へ戻し交配が行われている。加齢に伴い眼球、角膜、水晶体に異常が出現する。メラノサイトの研究に用いられている。
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