会長挨拶


第37回内分泌代謝学サマーセミナー 
会長 束村 博子 

2019年7月4日(木)から6日(土)の3日間にわたり岐阜県下呂温泉「水明館」にて「第37回内分泌代謝学サマーセミナー」を開催いたします。

日本内分泌学会主催のサマーセミナーは、若手研究者のエンカレッジを目的として開催されています。第37回セミナーも、若手とベテランが科学をネタに忌憚ない議論を展開し、魅力的で皆さんの好奇心と探究心を満足させる会にすべく、鋭意準備をしております。

組織委員会では、本セミナーのテーマを「進化する内分泌学」とし、内分泌代謝学の最先端研究の発表と充実したディスカッションの場を提供します。シンポジウムとして「臓器連関と内分泌代謝学」、「性と成熟の比較内分泌学」、「次世代へ連なる内分泌代謝学」の3つのテーマを取り上げる予定です。また、内分泌学会の若手中堅の会 (YEC) が企画するシンポジウムをふたつのテーマで開催する予定です。例年のようにYEC世話人会が選定した若手研究者の情熱あふれる発表をご披露いただけることと思います。

また、第37回本セミナーでも、認定NPO法人日本ホルモンステーションが内分泌代謝学の基礎研究分野で素晴らしい研究業績を上げた研究者に授与する「松尾賞」の授与式と受賞者講演を執り行います。さらに、日本ホルモンステーションには、本サマーセミナーにおける「優秀ポスター賞」のご支援もお願いしています。多くの若手研究者にぜひポスター発表で参加頂けるよう期待しております。

ご存じのように、下呂温泉は岐阜県下呂市にあり、有馬温泉・草津温泉とともに、日本三名泉に数えられる名湯です。会場には、高山本線の下呂駅前のアクセスの良い会場として、山紫水明の地に生まれた日本旅館「水明館」を選びました。会場そのものの素晴らしさもご堪能頂けると思います。豪雨によってしばらく不通であった高山本線もすでに開通しましたのでご安心下さい。夏の下呂温泉と内分泌代謝学の最先端研究の発表と充実したディスカッションをお楽しみ頂くとともに、私たち組織委員会の「おもてなし」の心を存分に味わって頂くべく、鋭意準備をして参ります。たくさんの方々のご参加を心よりお待ちしております。