
Scientific Reports誌に掲載されたセロトニンの生殖刺激効果に関する研究成果がJSTサイエンスポータル、Yahooニュースで取り上げられました。
抗うつ作用のセロトニンが生殖機能維持に関与 名大が解明
JSTサイエンスポータル
Yahooニュース
Scientific Reports誌に掲載されたセロトニンの生殖刺激効果に関する研究成果が複数のメディアで取り上げられました。
名大プレスリリース
抗うつ作用をもつセロトニンが生殖中枢を活性化 ~うつ病に付随するヒトの不妊治療や家畜の繁殖障害治療への応用に期待~
Scientific Reports誌に掲載された弓状核キスペプチンニューロンに関する研究成果が複数のメディアで取り上げられました。
名大プレスリリース
ダイノルフィン受容体を発現するキスペプチンニューロンが正常な生殖機能に必要であることを証明
EurekAlert!
Brain cell discovery sparks hope for fertility treatments
束村博子先生が「哺乳類の生殖機能を制御する脳内メカニズム」で日本内分泌学会学術賞を受賞しました。
北米神経科学雑誌J Neuroscienceに掲載された排卵中枢キスペプチンニューロンに関する研究成果が複数のメディアで取り上げられました。
名大プレスリリース
世界初!哺乳類の排卵を引き起こす脳内の仕組みを解明~ヒトの不妊症治療、家畜の排卵障害などへの応用に期待~
EurekAlert!
Uncovering the role of ATP in ovulation suggests new treatment for infertility
2022年10月15日に名古屋大学農学部第3講義室にて70周年記念家畜繁殖学教室同窓会を開催しました。
米国科学雑誌「米国科学アカデミー紀要」電子版に掲載された弓状核キスペプチンニューロンに関する研究成果が新聞やTVで取上げられました。
名大プレスリリース
先天的不妊モデル動物の繁殖能力の回復に成功-卵胞発育を司る繁殖中枢ニューロンを同定-
EurekAlert!
Recovery of ovarian function in infertile mammals lacking gonadotropin release
AlphaGalileo
Study finds potential solution to the declining birthrate particularly seen in developed countries
束村博子先生が「哺乳類の生殖機能を制御する脳内メカニズム」で日本比較内分泌学会小林賞を受賞しました。
束村博子先生が会長を務め、日本内分泌学会が主催する第37回内分泌代謝学サマーセミナーを2019年7月4日から6日まで下呂温泉「水明館」で開催しました。
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2018年3月10日に家畜繁殖学教室同窓会を開催しました。
束村博子先生が会長を務め、世界の繁殖生物学研究者が集う4th World Congress of Reproductive Biology (WCRB2017)を2017年9月27日から29日まで沖縄コンベンションセンターで開催しました。
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上野山賀久先生が「ほ乳類の繁殖機能制御機構におけるキスペプチンの役割に関する研究」で日本繁殖生物学会学術賞を受賞しました。
2014年4月5日に家畜繁殖学教室同窓会を開催しました。
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東京大学大学院農学生命科学研究科と京都大学大学院薬学研究科との共同研究が、平成25年度農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業シーズ創出ステージの新規採択課題に選ばれました。
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前多敬一郎先生が会長を務め、世界のメタスチン/キスペプチン研究者が集う2nd World Conference on Kisspeptin Signaling in the Brainを2012年11月6日から9日まで東京大学の伊藤国際学術研究センターで開催しました。
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米国科学雑誌「米国科学アカデミー紀要」電子版に掲載されたキスペプチンの遺伝子発現制御機構に関する研究成果が新聞やTVで取上げられました。これらの研究成果は、主に前多敬一郎前教授が代表者として採択された生研センター「動物種を超えた繁殖制御を可能とするメタスチンの生理機能解析」などの一環として実施されたものです。
下記の新聞のほかに、NHKとCBCでニュースに取上げられたました。
中日新聞
毎日新聞
前多敬一郎先生が会長を務め、世界のキスペプチン研究者が集う2nd World Conference on Kisspeptin Signaling in the Brainを11月6日から9日まで東京大学の伊藤国際学術研究センターで開催します。
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農業生物資源研究所、京都大学、東京農工大学、畜産草地研究所との共同研究が、平成24年度委託プロジェクト研究に採択されました。
哺乳類における卵巣機能は、視床下部ー下垂体ー性腺軸によって支配されています。この一番上位にあるのが性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)であり、1970年代にヒツジ及びブタの視床下部から発見されて以来、このペプチドホルモンの作用と、分泌メカニズムを中心に生殖内分泌学が発展してきました。
GnRHは2種類の非常に特異的な分泌パターンを示しますが、その1つが「パルス状分泌」であり、下垂体からの性腺刺激ホルモン分泌を介して、卵胞発育を司っています。もうひとつが「サージ状分泌」であり、黄体形成ホルモン(LH)のサージを引き起こして、直接排卵を誘起します。しかしながら、これら2つの分泌モードがどうやってコントロールされているかは、30年以上の間、不明でした。さらに、この2つのGnRH分泌モードは卵巣から分泌されるエストロジェンやプロジェステロンといった性ステロイドにより緻密な制御を受けています。これは正あるいは負のフィードバック機構と呼ばれ、生殖生物学の教科書では定説となっていますが、ではそのメカニズムは?というといまだ明らかにはなっていません。
この問題を解決する鍵として、われわれのみならず世界中が注目するのがキスペプチンです。キスペプチン(メタスチンとも呼ばれる)は武田薬品の大瀧らによって2001年にヒトの胎盤より発見されたペプチドで、ヒトではアミノ酸54個からなっています。ラットを用いた研究から、このペプチドが、生殖内分泌学者が永年追い求めてきた生殖の中枢ペプチドであることが明らかになりつつあり、世界中でたいへんたいへん熱い研究が進行しているのです。
本研究室では、武田薬品との共同研究を早くからスタートし、ラットをモデルとして、次々にこのペプチドの生理機能を明らかにしてきました。国内はもちろん、世界的に見ても生殖内分泌における研究をリードしていると自負しています。
世界のメタスチン研究者が集結する第1回のキスペプチン国際会議が2008年にスペインのコルドバで開催されました。この会議においても、本研究グループのメンバーは中心的な役割を演じています。また、2012年には日本で第2回のメタスチン国際会議を開催を予定しています。
最近の研究から、キスペプチンはGnRHのすぐ上流にあり、これら2つの分泌モードを制御するペプチドであることが明らかになりつつあります。また、キスペプチンは本研究室で解明しようとしてきたメカニズムを一挙に明らかにする可能性を秘めたペプチドです。外的あるいは内的な環境因子の情報はすべてキスペプチンニューロンへと入力し、GnRHニューロンの活動を直接制御しているのではないかと考えるからです。
キスペプチンにおける研究成果は、ヒトの生殖医療への応用、および畜産あるいは水産における繁殖制御技術への応用と実に幅広い可能性を持っています。それゆえに、医学及び畜産・獣医の分野でキスペプチンに熱い視線が注がれ始めているのです。