お知らせ


先天的不妊モデル動物の繁殖能力の回復に成功

January 26, 2021

米国科学雑誌「米国科学アカデミー紀要」電子版に掲載された弓状核キスペプチンニューロンに関する研究成果が新聞やTVで取上げられました。

名大プレスリリース
先天的不妊モデル動物の繁殖能力の回復に成功-卵胞発育を司る繁殖中枢ニューロンを同定-

EurekAlert!
Recovery of ovarian function in infertile mammals lacking gonadotropin release

AlphaGalileo
Study finds potential new therapeutic approach for enabling fertility in over 25 percent of women with ovarian reproductive disorders


束村博子先生が日本比較内分泌学会小林賞を受賞

November 9, 2019

束村博子先生が「哺乳類の生殖機能を制御する脳内メカニズム」で日本比較内分泌学会小林賞を受賞しました。


第37回内分泌代謝学サマーセミナーを開催しました

July 6, 2019

束村博子先生が会長を務め、日本内分泌学会が主催する第37回内分泌代謝学サマーセミナーを2019年7月4日から6日まで下呂温泉「水明館」で開催しました。

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家畜繁殖学教室同窓会

March 10, 2018

2018年3月10日に家畜繁殖学教室同窓会を開催しました。


第4回世界繁殖生物学会を開催しました

September 29, 2017

束村博子先生が会長を務め、世界の繁殖生物学研究者が集う4th World Congress of Reproductive Biology (WCRB2017)を2017年9月27日から29日まで沖縄コンベンションセンターで開催しました。

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上野山賀久先生が日本繁殖生物学会学術賞を受賞

September 26, 2017

上野山賀久先生が「ほ乳類の繁殖機能制御機構におけるキスペプチンの役割に関する研究」で日本繁殖生物学会学術賞を受賞しました。


家畜繁殖学教室同窓会

April 5, 2014

2014年4月5日に家畜繁殖学教室同窓会を開催しました。

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新規な繁殖中枢制御剤開発による家畜繁殖技術と野生害獣個体数抑制技術の革新

July 1, 2013

東京大学大学院農学生命科学研究科と京都大学大学院薬学研究科との共同研究が、平成25年度農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業シーズ創出ステージの新規採択課題に選ばれました。

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第2回世界キスペプチン会議を開催しました

Nov 10, 2012

前多敬一郎先生が会長を務め、世界のメタスチン/キスペプチン研究者が集う2nd World Conference on Kisspeptin Signaling in the Brainを2012年11月6日から9日まで東京大学の伊藤国際学術研究センターで開催しました。

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女性ホルモンが脳に語りかけ排卵を引き起こす仕組みを解明

Apr 11, 2012

米国科学雑誌「米国科学アカデミー紀要」電子版に掲載されたキスペプチンの遺伝子発現制御機構に関する研究成果が新聞やTVで取上げられました。これらの研究成果は、主に前多敬一郎前教授が代表者として採択された生研センター「動物種を超えた繁殖制御を可能とするメタスチンの生理機能解析」などの一環として実施されたものです。

下記の新聞のほかに、NHKとCBCでニュースに取上げられたました。
中日新聞
毎日新聞


第2回世界キスペプチン会議を開催します

Apr 4, 2012

前多敬一郎先生が会長を務め、世界のキスペプチン研究者が集う2nd World Conference on Kisspeptin Signaling in the Brainを11月6日から9日まで東京大学の伊藤国際学術研究センターで開催します。

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繁殖サイクルの短縮や受胎率向上のための技術開発

Apr 1, 2012

農業生物資源研究所、京都大学、東京農工大学、畜産草地研究所との共同研究が、平成24年度委託プロジェクト研究に採択されました。


生殖機能を支配する脳内メカニズムの核心に迫る!

Apr 18, 2011

 哺乳類における卵巣機能は、視床下部ー下垂体ー性腺軸によって支配されています。この一番上位にあるのが性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)であり、1970年代にヒツジ及びブタの視床下部から発見されて以来、このペプチドホルモンの作用と、分泌メカニズムを中心に生殖内分泌学が発展してきました。
 GnRHは2種類の非常に特異的な分泌パターンを示しますが、その1つが「パルス状分泌」であり、下垂体からの性腺刺激ホルモン分泌を介して、卵胞発育を司っています。もうひとつが「サージ状分泌」であり、黄体形成ホルモン(LH)のサージを引き起こして、直接排卵を誘起します。しかしながら、これら2つの分泌モードがどうやってコントロールされているかは、30年以上の間、不明でした。さらに、この2つのGnRH分泌モードは卵巣から分泌されるエストロジェンやプロジェステロンといった性ステロイドにより緻密な制御を受けています。これは正あるいは負のフィードバック機構と呼ばれ、生殖生物学の教科書では定説となっていますが、ではそのメカニズムは?というといまだ明らかにはなっていません。
 この問題を解決する鍵として、われわれのみならず世界中が注目するのがキスペプチンです。キスペプチン(メタスチンとも呼ばれる)は武田薬品の大瀧らによって2001年にヒトの胎盤より発見されたペプチドで、ヒトではアミノ酸54個からなっています。ラットを用いた研究から、このペプチドが、生殖内分泌学者が永年追い求めてきた生殖の中枢ペプチドであることが明らかになりつつあり、世界中でたいへんたいへん熱い研究が進行しているのです。
 本研究室では、武田薬品との共同研究を早くからスタートし、ラットをモデルとして、次々にこのペプチドの生理機能を明らかにしてきました。国内はもちろん、世界的に見ても生殖内分泌における研究をリードしていると自負しています。
 世界のメタスチン研究者が集結する第1回のキスペプチン国際会議が2008年にスペインのコルドバで開催されました。この会議においても、本研究グループのメンバーは中心的な役割を演じています。また、2012年には日本で第2回のメタスチン国際会議を開催を予定しています。
 最近の研究から、キスペプチンはGnRHのすぐ上流にあり、これら2つの分泌モードを制御するペプチドであることが明らかになりつつあります。また、キスペプチンは本研究室で解明しようとしてきたメカニズムを一挙に明らかにする可能性を秘めたペプチドです。外的あるいは内的な環境因子の情報はすべてキスペプチンニューロンへと入力し、GnRHニューロンの活動を直接制御しているのではないかと考えるからです。
 キスペプチンにおける研究成果は、ヒトの生殖医療への応用、および畜産あるいは水産における繁殖制御技術への応用と実に幅広い可能性を持っています。それゆえに、医学及び畜産・獣医の分野でキスペプチンに熱い視線が注がれ始めているのです。

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