research

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2023.12.5 update
 高分子生物材料化学研究室

研究概要

 持続可能な開発目標(SDGs)には、人類が地球上で支援と共存して文明的な生活を継続するために欠かせないことがちりばめられています。生命農学研究科の研究室は、様々な方法で貢献できる接点があります。

 私たちの研究室ではこれまでに、いくつかの植物由来でカーボンニュートラルな性質をもつポリマーを創り出したり、その新しい合成法を開発しています。カーボンニュートラルとは(下の図参照)、植物によって固定化された炭酸ガスは、高分子材料などとして利用されたあと、焼却や微生物などによって分解されて炭酸ガスになっても大気中の濃度上昇に影響しないことです。石油由来の社会から、再生産可能な資源を用いた環境にやさしい機能性ポリマーの合成法を提案しています。

LinkIcon魅力的なバイオマテリアルや生体機能分子を創出する + SDGs

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LinkIcon生命現象を分子のレベルで科学する

 どのテーマで扱うポリマーも、バイオベースポリマーや生体適合性に優れたポリマーであり、新しい医用高分子、バイオマテリアル、バイオベースの電子材料などへの応用を念頭に研究を進めています。

 ・糖質由来化合物をもとにした新しい生分解性ポリマーの合成
 ・グリセロールから得られる乳酸から、耐熱性の優れたポリ乳酸の合成
 ・疑似ペプチド構造をもつ多分岐高分子の合成
 ・多分岐高分子によるドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発