木材物理学研究分野

研究内容

  1. 樹木細胞壁の形成過程
  2. 樹木細胞壁の物理的刺激への応答
  3. 樹木細胞壁の物理化学的性質
  4. 熱帯早生樹資源の成長と材質
  5. 高等植物セルロースの物理的挙動
私たちの研究は,さまざまなフィールドでのサンプリングに始まり, 細胞壁の形成・樹木の生長からその資源利用までを,物理学の視点に基づいて研究しています.
用いる手法は,樹木観察,成長応力測定,顕微鏡観察,物性測定,組織構造解析,遺伝子解析,シミュレーションなど多岐にわたります. (共同研究地図はこちら

最近の卒論・修論・博論のテーマ

成長応力・材質

  1. 植林早生樹種の成長と材質発現に関する研究
  2. ユーカリ引張あて材の組織と成長応力
  3. ツゲあて材の組織と成長応力
  4. 裸子植物あて材の種多様性
  5. 広葉樹材質を支配する組織構造因子

材形成の分子生物学

  1. 遺伝子発現を指標としたあて材形成の判定
  2. あて材特異的遺伝子の特定と機能解析
  3. 圧縮あて材の発現に関わる遺伝子

細胞壁形成の日周期性

  1. 細胞壁成分の堆積周期に関する研究
  2. 広葉樹における細胞壁形成の日周期性
  3. 細胞壁形成に関わる遺伝子発現の日周期性

細胞壁物性

  1. 過ヨウ素酸処理による細胞壁微細構造の変化
  2. 脱セルロース木材細胞壁の構造と物性
  3. セルロースミクロフィブリルとマトリックス物質の力学的相互作用

ゼラチン層

  1. 広葉樹あて材ゼラチン層の単離・収集および物性・機能
  2. ゼラチン層セルロースの構造と物性

刺激と材形成

  1. 細胞壁形成の応力応答
  2. 微小重力下で生育したサクラ苗細胞壁断面のリグニン分布
  3. 過重力環境における細胞壁形成

共同研究地図

私たちは世界中をフィールドとし,様々な国や機関の研究者と共同研究を行っています.
画像をクリックすると地図が開きます.

ページの上へ戻る