名古屋大学大学院生命農学研究科附属鳥類バイオサイエンス研究センター
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鳥類バイオサイエンス研究センター 維持系統


ニワトリ長期閉鎖系
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BL-E 系(ブラウンレグホン)

由来
Edinburgh Poultry Research Centerから導入(1960年)

特性
名大で最も古い閉鎖集団(約40年)である。近交度も高いことが判明している。 インターフェロンにより誘導される2'5'オリゴアデニール酸合成酵素の研究に用いられ現在活性が低い形質(B/B型)に固定中である。 性格関連遺伝子ドーパミン受容体D4Exon1領域における反復回数が長い型(9/9)に固定している。 MHC型(組織適合遺伝子)はB12に固定しており、系統内の皮膚移植が可能。 FAOが推奨しているマーカーを含む21常染色体上にそれぞれ均等な距離で存在し、アリル数の多い39マイクロサテライトマーカーを調べた結果、5ローカスが分離、34ローカスが固定していた。

利用
細菌に対する抗体が作成されている。






WL-G 系(白色レグホン)

由来
名大農学部で確立(1969年)

特性
ブラウンレグホンと同様名大で最も古い閉鎖集団(約40年)である。MHC型(組織適合遺伝子)はB12に固定しており、系統内での皮膚移植が可能であ る。2'5'オリゴアデニール酸合成酵素はA/A型に固定している。性格関連遺伝子ドーパミン受容体D4Exon1領域における反復回数が9回と長い型 (9/9)に固定している。40マイクロサテライトマーカーの調査結果で、18ローカスが分離、22ローカスが固定していた。

利用
繁殖年周期に関する研究、細菌に対する抗体が作成されている。






RIR-Y8/NU 系(ロードアイランドレッド)

由来
家畜改良センター岡崎牧場より導入(1980年頃)

特性
卵肉兼用種である。性格が温順であるためコンパニオンアニマルとしてのニワトリ利用の可能性を秘めた鶏種である。2'5'オリゴアデニール酸合成酵素はA/A型に固定している。 MHC型(組織適合遺伝子)はB12に固定していると思われるが、系統内の皮膚移植実験では一部の個体で拒絶個体が出現した。 性格関連遺伝子ドーパミン受容体D4Exon1領域における反復回数が長い型(9/9)に固定している。 40マイクロサテライトマーカーの調査結果で、30ローカスが分離、10ローカスが固定していた。




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