GRASS GISによる森林GIS入門
名古屋大学
大学院生命農学研究科・農学部
森林環境資源学研究分野
山本一清
当研究分野では、商用の地理情報システム(GIS)(ArcView, ArcInfo, SIS, Erdas Imagine, Idrisi, eCognition)と同時に、
GRASS GIS
も研究・教育に利用しています。GRASS GISは、GPL(GNU General Public License)のもと公開されているフリーソフトウェアですが、目的次第では商用ソフトと同等(?)の機能を持つ非常に有用なソフトウェアです。
このホームページでは、これまで蓄積してきたGRASS GISの利用・運用方法、及びGRASS GISを用いた森林とそれに関わる情報の分析に関する研究及び教育成果の公開を目的としています。非常に有用なGISシステムをフリーソフトウェアとして公開されている GRASS Development Teamに謝意を表し、その普及の一助となれば幸いです。
森林GIS入門 目次(順次公開予定?)
1.
GRASS GIS のコンパイル&インストール(バージョン5.4, 6.0, 6.1)
2.
VNCサーバーを利用したGIS遠隔教育
3.GRASS GISによる空間データ解析
1)Tif画像のインポート・レジストレーション・幾何補正
2)ベクトル・データ構造
3)ベクトル・データの入力・編集・再分類(空間マージ含む)
4)ラスター <->ベクトル変換
5)空間解析(バッファー処理等)
6)ラスター・データの空間演算・統計処理
4.
GRASS GISによるリモートセンシング・データ解析
1)リモートセンシング・データ(MODIS ?)のインポート
2)国土数値情報データ等の公開空間データの変換
3)イメージ・グループの作成
4)教師付き分類(シグネチャの設定及び分類の実行・評価等)
GRASS GISの応用
(
Flash Playe
r形式)
1.
GISを用いた愛知県三河地方における樹木枯損原因の推定
2.
HyperMapperを利用した都市緑地の樹木個体抽出
GRASS GISスクリプト(rubyの実行環境が必要です)
1.
カテゴリーラベルの検索によるラスターデータの抽出(GRASS 5.4用:FC4で検証)
2.
ラスターデータへのカテゴリーラベル付け(GRASS 5.4用:FC4で検証)
※上記は、私の管理する環境では問題は今のところありませんが、他の環境・データ等での動作保証はできかねます。
なお、スクリプトに関する質問は、御遠慮下さい(ソースでの配布ですから、各自で対処下さい)。
GRASS GISコマンド(ソースのみ)
1.
r.out.xyz(GRASS 6.2csv用:ソースファイル)
※ソースでの公開ですので、質問は御遠慮下さい(各自で対処下さい)。
最終更新 2006/12/25
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