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熱帯林には非常に多様な生物が生息していますが、そのほとんどは私たちが普段見ることのできない地上数十メートル(ときには70メトール以上にも達する)の林冠に分布しています。
植物の光合成や開花・結実といった繁殖活動が最も盛んに行われているのも林冠部です。

そこで、実際に樹木に登って、林冠で起こっている様々な生態的現象を直接観察したり、樹上性の動物相や個体群動態を調べてたりしています。

 
東南アジアの熱帯林では、数年に一度不定期な間隔で多くの植物が一斉に開花・結実する「一斉開花」とよばれる現象が知られています。

なぜこのような不思議な現象が進化してきたのでしょうか?

現在、花粉を運ぶ昆虫や、種子を食べる動物との相互作用に注目して、一斉開花のメカニズムについて研究しています。


上: 一斉開花の様子
下: 送粉者の昆虫(オオミツバチ)

写真提供: 竹内やよい さん(京都大学)


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