中部農業経済学会第89回研究大会

中部農業経済学会第89回研究発表会を下記日程で開催いたしました。
1.2019年6月29日(土)
2.名古屋大学大学院生命農学研究科 第8講義室(名古屋市千種区不老町)

【シンポジウム】

「スマート農業の課題と展望」

【主旨】
 昨年、閣議決定された未来投資戦略において、スマート農林水産業の実現が掲げられた。この実現に向けて、ICTの導入、センサーデータ収集とビッグデータ解析による栽培管理の最適化、さらには、熟練者の持つ技術の形式知化やロボット技術などによる作業の無人化、省力化に向けた取り組みが展開されている。このような取り組みが農業のあらゆる現場に実装されるようになれば、農業就業者の減少と高齢化による農業生産基盤の弱体化を好転させることが期待される。しかし、短期的には、その実現の可能性は未知である。また、農村という切り口で見ると、スマート農業の普及が、地域社会、地域経済にどのような影響を及ぼすかは明らかではない。このような問題意識のもと、スマート農業の現状への理解を深め、さらにスマート農業の展望の議論する機会を設けることは、地域農業のあり方を中長期的視点から考える上で有意義なものであると考え、本シンポジウムを企画するものである。
【報 告】
野中章久 氏(三重大学)・山下善道 氏(農研機構)
「農業ICT開発の二つの流れと農村的IoT開発力形成の可能性」
三輪泰史 氏(鞄本総合研究所 創発戦略センター)
IoT/AIが創る次世代の農業と農村〜日本農業を変える農村デジタルトランスフォーメーション〜」
【パネルディスカッション】
コーディネータ
徳田博美 氏(名古屋大学)
登壇者
野中章久 氏(三重大学)
三輪泰史 氏(鞄本総合研究所 創発戦略センター)
北川太一 氏(福井県立大学)