中部農業経済学会第78回研究発表会

2008年6月28日(土)  会場:静岡文化芸術大学

中部農業経済学会現地見学会

2008年6月27日(金) 外山徳彦氏、鈴木幸隆氏の圃場にて


 中部農業経済学会第78回研究発表会は、2008年6月28日(土)浜松市の静岡文化芸術大学において開催されました。延べ100名の参加があり、活発な議論が行われました。

◎シンポジウム統一テーマ

地域活性化と「ビジネス経営体」の育成

座長 竹谷裕之氏(名古屋大学)

基調報告

ビジネス経営体を核とした農業構造の構築 堀川知廣氏 静岡県産業部理事【農業振興担当】・産業部部長代理
東海型水田農業モデルの策定と実現のための施策と技術の解明 平野信之氏 中央農業総合研究センター

事例報告

静岡県 安全・安心、楽しくきれいなお茶屋さんを目指して−茶業経営を通じて地域に貢献する−
http://www.hamakitaen.co.jp/
長谷川吉朗氏 長谷川製茶株式会社代表取締役
いつでも全力投球浜松PCガーベラ
http://www.ne.jp/asahi/pcgerbera/hp/top/
藤野茂樹氏 浜松PCガーベラ品質委員長
岐阜県 条件不利地域における年間雇用を導入して企業経営の現実 井之本浩美氏 岐阜県農政部農業技術課
愛知県 企業的(ビジネス)経営体の育成 堤 公生氏 愛知県農総試普及指導部専門技術員
三重県 成長する果樹経営−かんきつ法人経営の事例− 後藤忠司氏 三重県中央農業改良普及センター専門技術室担い手育成課主幹

中部農業経済学会第78回研究発表会 個別報告一覧

第1会場

時間 座長 報告者・所属 タイトル PP
1 9:30-9:50 有本信昭
(岐阜大学)
山ア 怜 地域資源を生かした農工商連携−浜松市北区を事例として−
(細江町商工会・細江町観光協会)
2 9:50-10:10 谷口昌史 農産物直売所の存立構造―伊賀地域における2直売所の利用客調査から―
(三重大学大学院生物資源学研究科)
3 10:10-10:30 内山智裕
(三重大学)
M. Kamruzzaman and Hiroyuki Takeya Determination of Step by Step Capacity Building for Farmers in Bangladesh
(Nagoya University)
4 10:30-10:50 M. Ashraf HOSSAIN and Hiroyuki TAKEYA Calorie-for-Calorie, Food-to-Fuel, and Depressed-Dwellers in Rice-Dependent Asia: The De-rigueur Demand-Driven or Dreadful-Doodad?
(Nagoya University)
5 10:50-11:10 淡路和則
(名古屋大学)
杉山道雄・山澤和子 日本におけるバイオ燃料生産の意義と役割
(東海学院大学)
6 11:10-11:30 山内季之 持続可能性という視点からみた有機酪農と山地酪農(田野畑村山地酪農研究会)の現状と課題
(日本型畜産研究会)
7 11:30-11:50 韓 柱 農牧交錯地帯における資源循環利用システムの再構築−バイオガスプラント導入を契機に−
(岐阜大学大学院連合農学研究科)

第2会場

時間 座長 報告者 タイトル PP
1 9:30-9:50 徳田博美
(三重大学)
井上 守 マーレーシアキャメロンハイランドのキク生産の新展開
(岐阜県立国際園芸アカデミー)
2 9:50-10:10 糀谷 斉 シクラメンの日持ち保証に対する消費者評価および経済性の解明
(三重県農業研究所)
3 10:10-10:30 三浦 聡
(名古屋大学) 
小林富雄 鶏肉トレーサビリティの現状と課題
(矢野経済研究所)
4 10:30-10:50 佐々木 隆
(信州大学)
鬼頭 功 地域で取り組む農業生産基盤の維持管理方法〜環境に配慮した水利施設での検証結果〜
(愛知県農業総合試験場企画普及部経営情報グループ)
5 10:50-11:10 山端直人 獣害発生集落の社会的要因の考察
(三重県農業研究所)
6 11:10-11:30 荒井 聡
(岐阜大学)
古市貴之 JA出資農業生産法人の担い手としての意義と課題−滋賀県の2事例より−
(三重大学大学院生物資源学研究科)
7 11:50-12:10 新田義修 「ビジネス経営体」(企業的借地経営体)による雇用確保と収益形成条件
(静岡県農林技術研究所企画経営部)

報告15分、質疑5分 一鈴10分、二鈴15分、三鈴20分 PP欄:○印はパワーポイント使用予定


中部農業経済学会現地学習会

中部農業経済学会第78回研究発表会に先だって、6月27日(金)に静岡農業の現地見学会を実施しました。テーマを「静岡県西部地区の先進的な大規模果樹生産者の経営を学ぶ」とし、みかんの作業受託組織の先駆けとして活躍されている外山徳彦氏、直売を中心として販売戦略を持ち家族経営協定を締結し共同経営者としての役割分担を実施している鈴木幸隆氏にお話をしていただき、現地を視察しました。
外山徳彦氏
みかん箱に座っての聞き取り 外山氏の果樹園にて
鈴木幸隆氏
直売所 ブルーベリーハウス(温室・露地)にて聞き取り
自家製のブルーベリージャムを販売 生産されているブルーベリー