白武グループの研究紹介 本文へジャンプ

花弁特異的プロモーターの開発と花きの分子育種

〜花色の改変、開花速度の改変〜



花の色や形を分子育種で改変するとき、花弁だけで遺伝子発現を誘導するプロモーターは強力なツールとなります。我々の研究グループは基礎生物学研究所との共同研究により、花弁特異的プロモーターを開発し、それを利用した花きの分子育種に取り組んでいます。

     
花弁特異的プロモーター活性を
シロイヌナズナで確認
トルコギキョウ、カーネーション、リンドウ
キク、ストックなどでもプロモーターが機能


アントシアンは花弁細胞の液胞に蓄積し、多様な色調を呈しますが、その色調は液胞のpHによっても変化します。そこで我々は、液胞のpH調節に関わるトランスポーターを改変し、花色を変化させる試みを行っています。

また、花弁の展開には細胞への水の流入が重要であり、水の輸送を担うアクアポリンの発現を改変し、花の開花速度が変化するかを調べています。


 
アサガオをモデルとして研究 アクアポリン形質転換アサガオ

研究内容のご質問はこちらまで
                                               BACK TOP NEXT