竹下 広宣 准教授 博士(農学)
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食糧生産管理学竹下 広宣

准教授 博士(農学)

2004年、京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻博士後期課程修了、日本学術振興会特別研究員、フィレンツェ大学客員研究員、日本大学生物資源科学部准教授等を経て、2016年名古屋大学大学院生命農学研究科准教授

農業経済学をベースに、理論とともに現実の課題に真摯に向き合い、「食」の安全と安心、農業の発展に貢献していきます。

 私たちの研究室で取り扱うテーマは、食料に係る経済問題全般です。その中で、私が力を注いでいるテーマは2つあります。1つは、消費者の食品購買行動の分析です。これは消費者が食品を選ぶときに情報をどのように、どの程度利用しているのか、または、正しい食品情報を消費者に届ける社会的なしくみはどうあるべきか、などを研究しています。消費者が正しい食品情報に等しくアクセスできて初めて、「食」の豊かさや安全性が守られるのですが、現実には情報の格差やゆがみのせいで「無知から生じるコスト」が発生しています。このような課題に対して、私たちは解決への処方箋を提案しています。
 もう1つは、農業政策のあり方を、国際比較を通じて研究することです。この研究は、現在、酪農業に焦点をあて取り組んでいます。自由貿易が拡大する中、これからどういう酪農経営をめざすべきか、農家を支える制度はどうあるべきかなどを行政に提言、社会に発信できるよう研究しています。この分野は理論的な研究だけでは正解を導けません。農業の現場に足を運び、地域ごとによって異なる社会的な特性をしっかりと踏まえて、あるべき姿を追求しています。
 研究室では留学生も含め、経済学、統計学、心理学、社会学などを駆使し、「食」の安全や安心、農家の発展にいかに貢献できるかを熱く議論を重ねています。

  • 国際比較データを教員とともに検討する
  • ゼミでは英語を使って発表する