農学部 生物環境学科

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生物環境科学科 特徴・キーワード

生物と環境を見つめ、社会に活かす。
生態系のしくみとはたらきを探り、環境保全と生物資源の賢明な利用をめざす。

地球に広がる生物圏環境は、人類の生存・健康な生活のためには必要不可欠です。生物環境科学科では、最新のフィールドサイエンスやバイオマス科学などを学び、森林をはじめとする生物圏環境と人との共生をめざします。人類が直面する環境問題や、生物資源の持続的生産・利用に関する諸問題の解決にいどむ人材を育成します。
たとえば、生態系における有機物や無機物の循環を解明し、環境変動や人間活動が与える影響を評価します。また、森林の多面的な機能を明らかにし、その適切な管理と利用を考えます。木質資源の多様な特性と機能を解明し、新たな利用方法・技術、新素材の開発を行います。
生物環境科学科では、生態学、土壌学、水文学など、生態系の構造と機能を理解するために必要な学問を体系的に身に付けます。また、森林科学、バイオマス科学、社会科学関連の学問を学び、森林をはじめとして、草地、農地、都市緑地などから生み出される生物資源の特性や機能を理解し、これらの持続的・循環的利用や、生物生産活動と環境保全の調和を考えます。森林・林業、バイオマス、環境全般に関連する官公庁や企業などの技術職・総合職として必要とされる能力を習得します。

環境保全

イメージ 17世紀後半につくられた錦帯橋は、その後数十回に及ぶ大小の修理・架け替えのたびに木材を再利用し創建当時の姿を伝えています。資源の循環利用の観点から、今日の環境保全を先取りしているといえます。

自然環境に与える負荷を減らしつつ、現在そして将来の世代にわたって豊かな環境を維持すること。そのためには、環境との調和を考えた活動を行うことが必要です。私たち一人ひとりができることから始めるだけでなく、社会の仕組みを変えるための技術についても学びます。

生物多様性

イメージ 生物はその生存のために最適な適応形態を発展させ、それぞれの種は特徴的な生存戦略を持っています。

生物種内、生物種間、さらには生態系といったさまざまな生物学的階層における多様性や変異性のこと。進化の過程で多様に分化し、生息場所に応じた相互の関係を築きながら、個々の生態系や種、個体を形づくってきた生物について学ぶことは、人間の未来を見通すための重要な足がかりとなります。

生物圏環境

イメージ 生物の生存する多様な環境を計測することから、自然生態系の理解が始まります。

私たち人間も含め、あらゆる生物(動物・植物・微生物など)の生存の場である生物圏に広がる環境のこと。生物圏は、水圏・大気圏・土壌圏といったさまざまな地球環境にまたがって存在し、その中で生物と生物、生物と環境が相互に関係する生態系がつくられています。

バイオマス

イメージ 森林の恵みである木材と木質バイオマスを、安全で効率よく、そして環境にもやさしく収穫する技術を考えます。

石油などの化石資源の対極にあり、再生可能な生物由来の有機性資源。木質バイオマスが全体の9割を占め、その有効利用が新たな産業育成の大きな鍵になると期待されています。この利用は二酸化炭素を増加させないこと、膨大な賦存量があることなどから「21世紀はバイオマスの時代」とも言われています。

物質循環

イメージ 森林からは、さまざまな物質が水の流れにのって運び出されていきます。それらは川に流れ込み、海に到達して、海の生物生産に関わっています。

生物体を構成する物質や元素が、土や大気や水を通して、再び生物に取り込まれるサイクル。太古の昔から自然界はこのように循環させながら健全な繁栄を営んできました。私たち人類の生産・消費活動をこのようなサイクルの中に組み込む方策について考え、「自然との共生」をめざします。

持続型社会

イメージ 脱石油社会に向けたバイオマス利用の研究を通じ、二酸化炭素の排出削減および持続型社会の実現を目指します。

再利用可能な資源を必要なだけ用いて、それを再利用する循環型の社会。例えば、物を廃棄する前に、その一部もしくは全部をリサイクルしたり、資源やエネルギーとして再生したりする取り組みが行われている社会が「持続型社会」であると言えます。

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